【在宅勤務における健康管理】
コミュニケーション
新型コロナウイルス感染症対策として在宅ワークが主となり、いつもとは異なった環境で過ごす方も多いと思います。ずっと自宅にいると、職場の人や家族とのコミュニケーションにストレスを感じる方もいると思います。
職場の人とのコミュニケーション
●電話やメール、Web会議を通して、「報連相:報告、連絡、相談」をしましょう。会って話をしていませんので、いつもより些細なことでも連絡を取りあうとよいでしょう。
●お互いの状況や、情報交換、意見交換、お互いの気持ちも伝え合い共有しましょう。
●一人で抱え込まず、困ったことがあれば、職場の方に相談しましょう。
●文章のやり取りだけではなく、ビデオ電話やWEB会議で顔を見て話し合うとお互いに安心するものです。
家庭とのコミュニケーション
●家族それぞれの1日のタイムテーブルを話して共有しましょう。話し合うことで理解や安心感につながります。家族の役割分担も決めておきましょう。
●業務時間は集中できるよう、家族に協力をお願いしましょう。「ありがとう」を忘れずに。
●休憩時間に、家の周りを散歩してもよいでしょう。
●イライラしてしまう時は「アンガーマネジメント(下記)」として6秒間は我慢しましょう。
- 怒りのコントロールとして衝動を抑える。「6秒間は我慢する」
- 自分の価値観である「こうあるべき、こうすべき」→「まあ、いいか」へ
- お互い様です。「しょうがないなと割り切る」
友人とのコミュニケーション
●心のうちの様々な不安やイライラなど、今の状況や気持ちを話すことで、不思議と気分がすっきりします。これは悩みを言葉にすることにより心が開放されるためと考えられています。友人や信頼している人と話をする機会を増やしましょう。
(慶應義塾大学保健管理センター産業カウンセラー 山崎カナ子)