特定保健指導について




2022年度 健康情報シリーズ臨時特集 "特定保健指導" について

特定健康診査・特定保健指導について
(慶應義塾健保加入者対象)

特定健診・特定保健指導は法定義務です


2008年4月より、内臓脂肪型肥満に着目した特定健康診査(特定健診)・特定保健指導の実施が医療保険者に義務づけられました。特定健診・特定保健指導は40歳以上75歳未満の被保険者・被扶養者が対象となります。

被保険者に対しては、保健管理センターで毎年秋に教職員健康診断と同時に特定健康診査を実施しています。その結果から、将来、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な心血管疾患を引き起こす可能性が高いとされる、メタボリックシンドロームのより早期発見と対応を目指し、基準を満たすと判定された方に対して、生活習慣を見直すサポート(特定保健指導)をご案内しています。



みなさんの保険料に影響します


被保険者であるみなさんには、健康診断だけでなく、その結果を踏まえた保健指導までを受けていただくことが求められています。特定健康診査と特定保健指導については、それぞれ、受診者の数が少ない場合に医療保険者による後期高齢者医療支援金の加算がされてしまいます。既に、2019年度から特定保健指導完了実施率が低い健保組合および被保険者に対して後期高齢者支援金が段階的に加算されており、慶應義塾健保においても実施率によっては、健康保険料のアップも考えられます。詳細は厚労省ホームページ、「後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直し」を参照してください。

後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直しについて


案内がきた人は保健指導を受けましょう


健康診断の結果で「積極的支援」「動機付け支援」と書かれている方は特定保健指導の対象者です。対象となった方は健康保険組合より案内がいきます。より早期に、より軽い段階で特定保健指導を受けるほど効果的です。

個人で利用すると有料の指導が特定保健指導では無料で受けられます。

特定保健指導では医師や保健師、栄養士からの健診結果説明のほか、生活習慣を見直すサポートを継続して受けることができます。さらに、保健管理センターにて特定保健指導をうけていただいた場合は、生活習慣を見直した後の血液検査を無料でうけることが出来ます。




案内が来た人は、身体改善のチャンスです。

特定保健指導を受けるには一定の基準があります。指導を希望しても基準を満たしていない場合(=案内が来ない人)は特定保健指導を受けることはきでません。基準の判定は、健康保険組合へ加入している方のうち、心血管疾患を引き起こす危険な要素をどれだけ保有しているか、年齢、腹囲、体格指数(BMI、体重 kg/身長 m2)、血糖値、脂質、血圧、喫煙の有無により行います。

教職員健康診断の「結果の見方」

保健管理センターでの実施について

保健管理センターでの指導期間は3~6か月とさせていただき、対象者の皆様の健康状態改善に向けて支援いたします。案内が届いた方はぜひお申込みください。

【実施スケジュール例】

初回面接(各地区保健管理センターまたは一貫校保健室でも可)

メールや手紙等で状況確認

再検査(体重・腹囲測定・血圧測定、血液検査)

最終面接

※最終面接まで実施していただいて完了(実施された)となります。



保険料増加を抑えられて、高額な指導が無料で受けられて、さらにメタボも改善できれば一石三鳥の大チャンス!
普段の生活習慣を見直す機会となりますので、ぜひご活用ください。

慶應義塾健保組合