【休校期間中の過ごし方(小学生版)】
友達や知り合いが新型コロナウイルス感染症になったら

新型コロナウイルスの感染が広がり、もし、わたしたちの友達や知り合いが感染したとしたら、わたしたちはそのことについてどう考え、どのように接していけばよいのでしょうか。新型コロナウイルスに感染すると、他の人にうつさないため、ウイルスと戦うために、入院したり、別の場所でしばらく過ごしたりしなければなりません。その人と会えないことは悲しいですが、その人がウイルスと戦うのを応援する気持ちで、わたしたちもその人から連絡があるまで、お家で待ちましょう。


あるいは、新型コロナウイルスに感染したとわかると、こわく感じてしまい、今までと同じように話ができなくなったり、さけようとしたりする気持ちが出てくるかもしれません。逆に、他の人にそう思われることをおそれて、熱やせきがあったり、体がだるかったりしても、大人に相談できずにがまんして、病気が悪くなることも考えられます。これらは、ウイルスが引き起こす"不安"のためです。そういったウイルスの攻撃に負けないように、わたしたちも自分の気持ちや行動を見つめなおしましょう。


新型コロナウイルスにはどんな人も感染することがあります。感染したことのある友達や家族と話すときには、今までどおりの友達や家族として声をかけるという気持ちが大切です。自分だったら、どうしてほしいかなと考えてみるのもいいでしょう。そして、その友達や家族は、病気に負けないよう、 感染を広げないように、がんばっている仲間なのですから、がんばっている友達や家族に、尊敬の気持ちを持てると、みんながうれしい気持ちになります。



(慶應義塾横浜初等部・普通部・中等部保健室 カウンセラー 小野田暁子)