熱中症の予防

高温多湿な環境では,熱中症が多発します。熱中症予防に努めましょう!!

健康情報シリーズ≪熱中症の予防(改訂版)≫はこちらをご覧ください

熱中症にならないために

高温環境では,皮膚血管拡張による血流増加にともなう皮膚温度の上昇や,発汗およびその蒸発による気化熱として,身体からの放熱量を増すことによって体温は一定に保たれますが,熱中症はこれらの体温調節機構の不具合によって起こる身体障害です。熱中症は,正しい知識があれば確実に予防が可能ですが,万一の場合に備えて応急処置法を知っておくことも必要です。

直射日光に当たらない屋内(体育館や教室)であっても,室内の温度,湿度が高い状態だと熱中症を発症しやすくなります。真夏以外でも,また,少し寒いとされる環境でも発生しうるものです。

熱中症の予防

①気温だけでなく湿度にも注意する

熱中症は気温が30℃以下でも湿度が高い場合には発生します。高湿度の環境では、汗が蒸発しにくいため体温を下げることができずに熱中症の危険が高くなります。気温30℃かつ湿度80%以上では運動は原則中止、気温30℃かつ湿度30%以上、または気温が26℃でも湿度が60%以上ある場合には激しい運動を避けることが必要です。

②こまめに水分を補給する

発汗量に見合った十分な水分を補給してください(30分に1回、50~100cc程度)。汗には塩分も含まれているため、100mlあたり40mg以上のナトリウムを含む飲料の補給が理想的です。

③暑さに慣らす

熱中症は、急に暑くなった日、合宿の初日、試験休み後、新入部員など、暑さに慣れていない場合に多く発生します。準備運動をよく行い、暑さに徐々に慣らしてください。

④吸湿性・通気性のよい服装や帽子の着用

吸湿性、通気性のよい服装を選び、帽子によって直射日光を避けます。防具を着用するスポーツでは、休憩中にははずして熱を逃がしてください。

⑤体調管理

熱中症の発生には個人の体調が大きく関係します。風邪症状(発熱、下痢、鼻づまり)、前日の大量飲酒、朝食を食べていない、寝不足、基礎疾患(肥満、糖尿病、高血圧、精神・神経疾患)のある人では、熱中症をおこしやすく注意が必要です。

熱中症の応急処置

涼しい場所で、頭を低く足を高くして寝かせ、スポーツドリンクや薄い食塩水などミネラルを含んだ水分を補給します。吐き気などで水分が摂れない場合や、ふらつく、突然座り込む、応答が鈍い、言動が不自然、もうろうとしているなど、少しでも意識障害が疑われる場合には、病院へ搬送し緊急で治療を受けることが必要です。すぐに救急車を要請し、救急車到着までの間、積極的に身体を冷やします。衣服を脱がせ、水をかけたり濡れタオルをあてて扇ぎ、頸部、脇の下、足の付け根などの太い血管のある場所を氷やアイスバッグで冷却します。また血流をよくするために、手足の先から身体の中心に向かってマッサージをします。出来るだけ速く体温を下げる事が、救命率上昇につながります。また、熱中症を起こした場合は、たとえ休養や水分補給で症状が改善しても、運動は中止し慎重に経過観察することが必要です。

病院を受診する場合には、こちらのページの救急相談センターにご相談ください。

リンク集

環境省 熱中症予防情報サイト

 暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)や熱中症患者速報など熱中症を予防するための関連情報を提供するサイトです。

総務省消防庁 熱中症情報