【休校期間中の過ごし方(中高生版)】
体調管理

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、現在、本学も含め全国の多くの学校では休校措置をとっています。新型コロナウイルスに有効なワクチンや治療薬がない現状では、ウイルスに感染しないように気をつけて生活すること、また、もしも感染してしまった場合には他の人にうつさないようにすることが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぎ多くの人の命を守るために最も効果的な方法です。自分のため、大切な人のため、そしてみんなのために、一人ひとりができることを続けましょう。慶應義塾一貫教育校の保健室からは、児童・生徒の皆さんが安心して過ごせるよう、休校中の自宅での過ごし方についての情報を発信します。力を合わせてこの局面を乗り越えましょう。

なお、新型コロナウイルス感染症関連の情報は日々更新されています。保健室からの情報も定期的に更新する予定ですが、自分からも最新の情報を収集するように努めてください。

体調の変化に注意しましょう

体温の測定に加え、日々の体調の変化に注意し、健康状態を記録しましょう。新型コロナウイルス感染症に関する症状は様々で、発熱、および咳・呼吸困難などの急性の呼吸器症状だけでなく、全身倦怠感(だるさ)、咽頭痛(のどの痛み)、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気(吐き気)・嘔吐などがあります。症状だけではかぜなどの他の病気と区別することはできません。

体調の変化に気づいたら

早めに家族や周りの人に伝えましょう。発熱など上記の症状がある場合は、家の中でもマスクをつけて周りの人との接触を避け、 しっかり休養しましょう。症状が数日続いた場合に備えて、「帰国者・接触者相談センター」への相談や、医療機関受診のタイミングについて、家族や周りの人と決めておきましょう。「帰国者・接触者相談センター」や「新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口」の連絡先については、住んでいる各自治体のホームページを参考にしてください。もともと定期的に通院している人は、事前に主治医とよく相談しておきましょう。

なお、家族内に発熱するなど新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合は、その人の症状が良くなってから2週間経過するまでは同居している人も注意深く健康管理をする必要があります。新型コロナウイルスの感染が疑われる人と同居している人がやむを得ず外出するときには、マスクを着用するようにしてください。

新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、または感染した場合

「帰国者・接触者相談センター」に相談しましょう。受診までの間や自宅待機の間は、食事のとき以外はマスクを着用し、家族や周りの人とは極力同じ空間にいる時間を減らしましょう。とくにマスクを着けていない状態で2m以内にいることや、鼻汁・痰・吐物・便などが直接触れることがないように十分に注意しましょう。詳しくは、「感染予防」の項をご覧ください。



(慶應義塾大学保健管理センター・慶應義塾中等部保健室 齋藤圭美)