大きな災害を経験した後に

  • 心のケアと健康管理(学生向けリーフレット)
  • 被災地へ行く際の健康管理について
    • 心のケアと健康管理

      大震災があった際に,多くの方が帰宅困難になり,恐怖感からストレスを感じたことと思います。また,ご自宅や外出先にいた方も,繰り返される余震や報道される非日常的な状況に恐怖感を感じている方もいるでしょう。ご家族に連絡がとれずに不安な時間を過ごしたり,ご親族やご家族が被災された方もいらっしゃるかと思います。

      こうした状況は,私たちの日常で滅多に遭遇する場面ではありません。緊張が高まった日常生活から,精神的動揺や心身症状を感じる方もいます。

       

      被災時やその後のストレスのために,ASD(急性ストレス障害)やPTSD(外傷後ストレス障害)などの「心の病気」が起こることがあります。


      被災直後~1か月ころから,下記のような症状が出る場合があります。
      1. 震災時の体験に関する記憶が,フラッシュバックや夢の形で繰り返しよみがえったり,気持ちの動揺や,頭痛,めまい,吐き気,下痢,胃痛,動悸などの身体反応が起こる。
      2. その体験に関して考えたり話したり,感情がわき起こるのを極力避けようとしてしまったり,思い出させる場所や物を避けようとしてしまう,一部の記憶を思い出せない,感情が麻痺したように感じる,といった心の変化がある。
      3. よく眠れない,すぐ起きてしまう,いらいらして怒りっぽくなる,物事に集中できない,何事にも必要以上に警戒したり,ちょっとした物音などの刺激でもひどくビクッとしてしまう,涙が止まらない,などの精神的緊張が高まる。

      このような心の変化は決して驚くような反応ではなく,いつもと違う緊張が高まった場面に出会った後に起こりやすいものです。多くの人は自然に回復していきますが,時間がかかることもあります。

      食事や睡眠をしっかり取り,いつもの生活に戻ることも大事です。また,友達や家族,学生相談室・心身ウェルネスセンターのカウンセラーなどに自分の気持ちを言葉にして話してみることも心身症状の回復に役立ちます。保健管理センターでは,学生相談室・心身ウェルネスセンターと協力し,みなさんの心身症状の回復のお手伝いをさせていただきたいと思っています。心身の症状が強いときは,慶應義塾各診療所で医師の診察を受けることも出来ます。



      カウンセリングについてはこちらを参照してください。