新型コロナウイルス感染予防と日々の健康管理:学校健康診断(中高生版)
(The School Checkup: Everyday Health and Coronavirus Prevention)

  • Date:

みなさん一人ひとりの健康の維持と安全な学校生活のために、学校では例年4月に健康診断を実施していました。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、2学期に実施する予定です。学校が再開してから取り組んでいる感染予防対策は、健康診断でも大変重要です。

健康診断では、会場内の人数調整や、プライバシーを守りながら会場の窓や扉の開放による十分な換気、使用する器具類の消毒等をして行いますが、それだけで十分な対策がとれているとは言えません。みなさん自身が普段の生活の中で行っている手洗いや、マスク着用、三密(密閉、密集、密接)を避ける、などを健康診断の場でも同様に行うことが大切です。


具体的には

  • 健康診断当日の朝も検温、体調確認を行って、体調が悪いときは無理に登校しないでください。健康診断を受けられなかった場合は、後日保健室から案内します。
  • 健康診断を受ける前には手洗いをし、終了時も手洗いをしましょう。
  • 健康診断中もマスクをつけてください。
  • 検査を待つ間、健康診断を受ける人との間隔を十分にとって(手を伸ばしても届かないくらい)、おしゃべりをしないようにしましょう。
  • Tシャツや体操着への着替えが必要な場合でも、感染予防対策のため、忘れた人への貸し出しはしません。忘れ物のないように準備してください。


健康診断の結果は、後日、配付します。結果は自分で確認することはもちろん、家族にも見てもらい、自分の成長や変化、受診の必要がないかを確認してください。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で家にいる時間が長くなり、運動量が減ってしまったり、ついおやつを多く食べたりしていませんでしたか?その反対に、心配ごとが多くなり食欲がなくなってしまった人もいるかもしれません。そのようなことも健康診断の結果に影響が出ているかもしれません。


また、健康診断の結果、病院受診の指示があった場合は、早めに受診し、結果を保健室に報告してください。新型コロナウイルス感染症が流行していると、病院に行くのをためらってしまう人がいるかもしれませんが、普段から行っている感染予防対策をとって受診するようにしてください。

もし、健康診断の結果に受診の指示がなくても、心配なことやわからないことがあったときは、みなさんに配付している「健康手帳」や「健康のすすめ」を読んだり、保健室に聞いたりしてください。



((慶應義塾保健管理センター・慶應義塾中等部保健室 齋藤圭美))